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小学生にデンマークの福祉を語る [デンマークの社会]

吹田市の小学校で授業をしました。

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授業のテーマは「デンマークの福祉について」。

4年生の授業で、日本の福祉と海外の福祉を比較するという取り組みをされているそうで、デンマークをとりあげたいとのこと。

45分という短い時間で何を話そうかなと考え、結局、次のようなアウトラインにしました。


<デンマークの福祉>

■デンマークってどんな国?
■障害に対する考え方
■ユニバーサルデザイン
■まとめ




最初にデンマークという国について簡単に説明し、次に、障害に対する考え方の違いを述べる。
とりわけ、環境を整備することによって、障害をもつ人が社会的不利を受けないようにすることを重視する考え方、それから、障害者の自立を重んじる姿勢とそれを側面的に支えるさまざまな工夫について説明。
また、「みんなのデザイン」であるユニバーサルデザインについて、例を挙げながら解説。
そして、今日の授業を復習する。

といった流れでした。

小学4年生でも理解できるように、使う言葉は最大限平易にしました。

「デンマークについて何か知っていることある?」と聞くと、誰も答えられなかったのですが、

レゴブロックはデンマークのおもちゃですよ~」
「人魚姫やマッチ売りの少女はデンマーク人のアンデルセンという人が書いたお話なんですよ」

と解説すると、「知ってる、知ってる!」と盛り上がってくれました。

2つのクラスに別々に授業をしたのですが、反応はクラスによって違いがありました。
クラスによって個性があるのは当然ですものね。

短い時間で写真を見せながら授業をコンパクトにまとめるよう工夫しましたが、どうだったかな?

授業が終わってからも、質問しに来てくれる生徒がたくさんいました。
嬉しいですね。

本当は生徒たちにもっと質問したり、ゆっくり考えて意見を言ってもらったりしたかったのですが、時間が限られていたので、後で、授業資料を見て、もう少し考えて深めてほしいなと思っています。

外国について勉強し、そのプロセスを経てから日本を見ると、いつもと違った角度から物事を客観的に見ることができる、ということを学んでくれると嬉しいと思います。

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