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デンマーク王室のワイン [生活]

デンマーク王室が所有するシャトーのワインをいただきました!

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実は初めて知ったのですが、カオール地方のシャトー・ド・ケイは、デンマークのマルグレーテ女王と殿下が所有するシャトー。そのワインを先日プレゼントで頂きました。日本でも入手できるんですねー。

ラベルに "Vin du prince de Danemark" と書かれていて王冠マークが入っていて、さらに裏に書かれているワインの説明書きが、なんとデンマーク語! デンマークおたく(?)としては嬉しい限りです。

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デンマークの皇太子とメアリー妃の結婚晩餐会のメニューでも、カオールのシャトー・ド・ケイ(1996)がふるまわれたそうです。(メニューを考案したのは、デンマークの王室の料理人として活躍されている有名な日本人シェフです。)

・・・という素晴らしいワインなので、クリスマスに開けて楽しもう♪とわくわく楽しみにしていました。
これをいただいた方から、濃厚な赤ワインなので、しっかりした味のお料理と合わせてください、と言われていたので、どんなメニューにしようかな~[るんるん]と考えながら。
ラベルを見ると、"美しいルビー色をしたワインで、フルーティーなブーケに熟した果物のような香り" "少しスパイシーで後味が素晴らしい" とのこと。期待が高まります。

しかし、今年は12月24日も25日も家族が揃わないクリスマスになりそうなので、今回はワインを開けるのをあきらめました・・・。うーん、残念。

ふとラベルを見ると、 "6-8年寝かせるとさらにマイルドでまろやかになる" とありました。いただいたのは2005年のビンテージなので、なんなら2010年すぎまでもう少し置いておこうかな・・・


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コメント 2

古谷大輔

おぉ!カオールのワインですか!それはまたすばらしいものを!

南仏のカオールはモンペザ伯爵家の所領があるところで、その家系であるアンリ・ド・モンペザがマルグレーテ女王と結婚され、現在のデンマーク王配であるヘンリックになったんですよね。だから、その関係で南仏のカオールにあるシャトー・ド・ケイという城館を現在のデンマーク王室は所有している。

カオールのワインはマルベックというブドウ種を使うことが義務づけられているんですよね。(おそらくマルベック主体でメルローなどとブレンドさせたものと思いますが。)マルベックというブドウは色が濃厚な濃い赤色で、したがって成分的にタンニンも多く含まれるから、同じフルボディといってもサンテミリオンあたりのメルローなどと比べて、えぐみとまではいかなくても、ちょっと強めの果実香が特徴ですね。その点で好き嫌いがわかれるかも知れませんね〜。確かに濃厚な香りに負けない肉料理にはあいそうですが、カオールは寝かせると荒々しさも落ち着いて味が良くなるって聞きますね。

そもそもモンペザ伯爵家こそが、このカオールの地に19世紀頃フランスではあまり一般的でなかったマルベック種を栽培することをすすめて、それまでのボルドーなどにはなかった新しい色と香りのカオール・ワインをつくっていきました。今のモンペザ伯爵家の当主は誰なんだろう…確かヘンリック公の父親であるアンドレ・ド・モンペザ伯はカオール・ワインをAOCワインへ導いた功労者で、彼の名前をとった「ドメーヌ・コンテ・アンドレ・ド・モンペザ」で作られるカオール・ワインは、比較的安価だけれども濃い赤ワインとして日本でも知られています。(確かそれもデンマーク王室御用達だったような?)

今度、そちらも試してみてください!よ〜し、今度デンマークいったら、ビールやアクアビットではなく、カオールのワインと洒落込もう。また生きる楽しみが増えました!
by 古谷大輔 (2009-01-06 23:52) 

Nobu

古谷さん、ありがとうございます。
さすが、お詳しいですね~
そういう背景があったのですね。
「ドメーヌ・コンテ・アンドレ・ド・モンペザ」も今度試してみます!

そうそう、ネットでいろいろ調べていると、マルグレーテ女王がヘンリック殿下の70歳の誕生日に披露したスピーチで、カオールワインを引き合いに出したという記事が出ていました。

「あなたは私にカオールのワインを思い起こさせる。カオールワインはどんどんよくなっていくワイン。最初は荒々しく少しハードかもしれないけれども、深い色をしていて香りは味が素晴らしい変化をみせることを予想させてくれる。先を急ぎすぎるなということを教えてくれる。時が流れるうちに色も強さもアロマも花開くもの。カオールワインは私たちを長い間楽しませてくれる。あなたもそうよ、ヘンリック。」

妻に大好きなカオールワインに例えてもらえるなんて、ヘンリック殿下も涙ものだったんでしょうね~


by Nobu (2009-01-07 13:35) 

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