絵本のすすめ [生活]
大人にとっても絵本はいいものです。
みなさんのお気に入りの絵本は何でしょう?
子供の頃に読んでもらった本。
何度も繰り返しページをめくって読んでいた本。
それとも大きくなってから出会った絵本でしょうか?
前回のブログ記事で、デンマークに日本の絵本を贈るプロジェクトについて書きました。
私もぜひ絵本を贈りたいと思い、どの本にしよう?とあらためて考え直すと、お気に入りの本が本当にたくさんあることに気付きました。
ブログでは紹介しきれないくらいですが・・・何冊か紹介したいと思います。
まずは子供の頃、母によく読んでもらっていた大好きな本。
1.わたしのワンピース (西巻茅子,こぐま社)
お花畑を歩くと花模様になったり、雨が降ってきたら水玉模様になったり。
うさぎさんの不思議なワンピース。
シンプルな絵、シンプルなストーリーだけど、読むたびにワクワクしてしまいます。
この本は、子供の頃読んだものをそのまま手元に残しています。
奥付けを見ると「1971年第三刷発行」となっています!
年季が入っていますが、思い出深い大切な宝物です。
2.そらいろのたね (中川李枝子 文,大村百合子 絵,福音館書店)
小さなそらいろの種を植えるとそらいろの家が出てきてだんだん大きくなり・・・
でも欲を出したきつねが一人占めしようとしたら、あっという間に消えてしまいました。
ストーリーはもちろんですが、おなじみの大村百合子さんの絵は子供の心をとらえますね。
大好きです。
3.ひとまねこざる シリーズ (H.A.レイ文・絵,光吉夏弥訳,岩波書店)
お茶目なおさるのジョージがその奇想天外な行動で騒ぎを引き起こします。
可愛いジョージと、ちょっとクールな黄色い帽子のおじさんの名コンビになんだか心が温かくなります。
絵の色彩の鮮やかさに目が釘付けになります。ジョージのおとぼけな魅力を存分に引き出した描き方には感心してしまいます。
あとは、定番のぐりとぐらシリーズも、子供のとき、よく読みました。
大きな卵から大きなカステラを焼くところが、とても印象的で、絵本を見ると、焼けたカステラのいい香りや味まで甦ってくるようです。
絵本を読むことによって、五感を使った疑似体験をしているのですね。
次に、自分の子供のために購入して、子供と一緒に気に入った本を何冊か紹介したいと思います。
1.だいちゃんとうみ (太田大八,福音館書店)
近くの美術館で、」太田大八とえほんの仲間たち展」が開催されていて、太田大八さんの絵にひかれて購入しました。
長崎県の海辺を舞台に、だいちゃんたちがさかなつりをしたり、みなという貝をとってみな飯をつくったり、波打ち際で遊んだりする素朴な風景が描かれています。
とてもなつかしく子供の頃に田舎に帰ったような、ほっとした気持ちになれます。
方言の入ったセリフも含めて、うちの子供たちも大のお気に入りです。
2.チリとチリリ まちのおはなし (どいかや,アリス館)
かかりつけの小児科の待合室で読んで一目ぼれして購入した本です。
絵の色彩の美しさと可愛らしさに目が釘付けになります。
テキストのフォントが絵のテイストにマッチしていて、そのセンスに感心してしまいます。
チリとチリリは自転車に乗ってまちに出かけます。
はなびらぞめの糸のお店に行ったり、次に入ったおりもの屋さんでノブドウのビーズつきのマフラーをおってもらったり、通りかかったおやしきでナッツときのこがたっぷり入ったポタージュスープをごちそうになったり・・・次に何があるんだろう?とワクワクする展開です。
3.エンソくん きしゃにのる (スズキコージ,福音館書店)
この本は、絵も独特かと思えば、ストーリーも独特です・・・。
「ほげたまちのほげたえき」からエンソくんが汽車に乗り込みます。
高原の駅ではたくさんの羊たちと羊飼いがどっと乗ってきます。
なんと羊飼いが汽車のなかで羊たちの弁当(草)をどさっと出すと、羊たちは一斉に食べ始め、一斉に眠ります。
それもあり得ない!って話ですが、エンソくんが駅弁売りから買ったお弁当の中身もあり得ない!
「ひつじのかたちのコロッケが、ごろんとはいっていました。まわりにはゆでたとうもろこしがぎっしりつまっています」・・・???
いやあ、不思議で独特な世界ですね。
この世界が子供たちの心をぐっとひきつけるのですね。
ベッドタイムストーリーとして、うちの子供たちからいちばんリクエストが多かった本です。
4.ゆうびんやさんのホネホネさん (にしむらあつこ,福音館書店)
こちらもちょっと不思議でシュールな世界です。ガイコツのホネホネさんがトリオくん、ニョロコさん(へび)、ブタヤマさん、ナマズさんたちに手紙を届けます。
絵はほとんど白黒で描かれたガイコツさんの絵にぎょっとするのですが、お話はとってもほのぼのとした展開で、いやされます。
最後にはガールフレンドのホネコさん(もちろんこちらもガイコツ)から手紙を受け取るところも微笑ましいです。
5.こんにちは おてがみです (福音館書店)
「ぐりとぐら」「あさえ」「ばばばあちゃん」「エンソくん」「たろう」「おおかみ」など、福音館書店のこどものともシリーズで人気の絵本の登場人物10人からの手紙が本物の封筒のなかに入っています。
1つ1つの手紙には、それぞれの登場人物らしい楽しいメッセージが書かれています。
届けてくれるのは、ゆうびんやさんのホネホネさんです!
この本を子供の誕生日にプレゼントしたくて、そのために、まだ読んだことがなかったエンソくんやホネホネさんの本を買いました。
あらかじめ登場人物がわかっていなければ、手紙を読む楽しさが半減してしまいますから・・・。
子供へのプレゼントにとても喜ばれると思うのですが、渡す前に1つ注意事項。
それぞれの手紙の前に「 さま」と名前を書くところがあるので、そこに子供さんの名前を書き込んであげてください。
自分宛の手紙に大喜びしてくれるはずです。
(私は次男にプレゼントする前に書こうと思っていたのに、うっかり忘れていました・・・)
秋の夜長にミルクティーを飲みながら、大好きな絵本をぱらぱらめくるのは、本当に心休まる大切な時間です。
みなさんのお気に入りの絵本は何でしょう?
子供の頃に読んでもらった本。
何度も繰り返しページをめくって読んでいた本。
それとも大きくなってから出会った絵本でしょうか?
前回のブログ記事で、デンマークに日本の絵本を贈るプロジェクトについて書きました。
私もぜひ絵本を贈りたいと思い、どの本にしよう?とあらためて考え直すと、お気に入りの本が本当にたくさんあることに気付きました。
ブログでは紹介しきれないくらいですが・・・何冊か紹介したいと思います。
まずは子供の頃、母によく読んでもらっていた大好きな本。
1.わたしのワンピース (西巻茅子,こぐま社)
お花畑を歩くと花模様になったり、雨が降ってきたら水玉模様になったり。
うさぎさんの不思議なワンピース。
シンプルな絵、シンプルなストーリーだけど、読むたびにワクワクしてしまいます。
この本は、子供の頃読んだものをそのまま手元に残しています。
奥付けを見ると「1971年第三刷発行」となっています!
年季が入っていますが、思い出深い大切な宝物です。
2.そらいろのたね (中川李枝子 文,大村百合子 絵,福音館書店)
小さなそらいろの種を植えるとそらいろの家が出てきてだんだん大きくなり・・・
でも欲を出したきつねが一人占めしようとしたら、あっという間に消えてしまいました。
ストーリーはもちろんですが、おなじみの大村百合子さんの絵は子供の心をとらえますね。
大好きです。
3.ひとまねこざる シリーズ (H.A.レイ文・絵,光吉夏弥訳,岩波書店)
お茶目なおさるのジョージがその奇想天外な行動で騒ぎを引き起こします。
可愛いジョージと、ちょっとクールな黄色い帽子のおじさんの名コンビになんだか心が温かくなります。
絵の色彩の鮮やかさに目が釘付けになります。ジョージのおとぼけな魅力を存分に引き出した描き方には感心してしまいます。
あとは、定番のぐりとぐらシリーズも、子供のとき、よく読みました。
大きな卵から大きなカステラを焼くところが、とても印象的で、絵本を見ると、焼けたカステラのいい香りや味まで甦ってくるようです。
絵本を読むことによって、五感を使った疑似体験をしているのですね。
次に、自分の子供のために購入して、子供と一緒に気に入った本を何冊か紹介したいと思います。
1.だいちゃんとうみ (太田大八,福音館書店)
近くの美術館で、」太田大八とえほんの仲間たち展」が開催されていて、太田大八さんの絵にひかれて購入しました。
長崎県の海辺を舞台に、だいちゃんたちがさかなつりをしたり、みなという貝をとってみな飯をつくったり、波打ち際で遊んだりする素朴な風景が描かれています。
とてもなつかしく子供の頃に田舎に帰ったような、ほっとした気持ちになれます。
方言の入ったセリフも含めて、うちの子供たちも大のお気に入りです。
2.チリとチリリ まちのおはなし (どいかや,アリス館)
かかりつけの小児科の待合室で読んで一目ぼれして購入した本です。
絵の色彩の美しさと可愛らしさに目が釘付けになります。
テキストのフォントが絵のテイストにマッチしていて、そのセンスに感心してしまいます。
チリとチリリは自転車に乗ってまちに出かけます。
はなびらぞめの糸のお店に行ったり、次に入ったおりもの屋さんでノブドウのビーズつきのマフラーをおってもらったり、通りかかったおやしきでナッツときのこがたっぷり入ったポタージュスープをごちそうになったり・・・次に何があるんだろう?とワクワクする展開です。
3.エンソくん きしゃにのる (スズキコージ,福音館書店)
この本は、絵も独特かと思えば、ストーリーも独特です・・・。
「ほげたまちのほげたえき」からエンソくんが汽車に乗り込みます。
高原の駅ではたくさんの羊たちと羊飼いがどっと乗ってきます。
なんと羊飼いが汽車のなかで羊たちの弁当(草)をどさっと出すと、羊たちは一斉に食べ始め、一斉に眠ります。
それもあり得ない!って話ですが、エンソくんが駅弁売りから買ったお弁当の中身もあり得ない!
「ひつじのかたちのコロッケが、ごろんとはいっていました。まわりにはゆでたとうもろこしがぎっしりつまっています」・・・???
いやあ、不思議で独特な世界ですね。
この世界が子供たちの心をぐっとひきつけるのですね。
ベッドタイムストーリーとして、うちの子供たちからいちばんリクエストが多かった本です。
4.ゆうびんやさんのホネホネさん (にしむらあつこ,福音館書店)
こちらもちょっと不思議でシュールな世界です。ガイコツのホネホネさんがトリオくん、ニョロコさん(へび)、ブタヤマさん、ナマズさんたちに手紙を届けます。
絵はほとんど白黒で描かれたガイコツさんの絵にぎょっとするのですが、お話はとってもほのぼのとした展開で、いやされます。
最後にはガールフレンドのホネコさん(もちろんこちらもガイコツ)から手紙を受け取るところも微笑ましいです。
5.こんにちは おてがみです (福音館書店)
「ぐりとぐら」「あさえ」「ばばばあちゃん」「エンソくん」「たろう」「おおかみ」など、福音館書店のこどものともシリーズで人気の絵本の登場人物10人からの手紙が本物の封筒のなかに入っています。
1つ1つの手紙には、それぞれの登場人物らしい楽しいメッセージが書かれています。
届けてくれるのは、ゆうびんやさんのホネホネさんです!
この本を子供の誕生日にプレゼントしたくて、そのために、まだ読んだことがなかったエンソくんやホネホネさんの本を買いました。
あらかじめ登場人物がわかっていなければ、手紙を読む楽しさが半減してしまいますから・・・。
子供へのプレゼントにとても喜ばれると思うのですが、渡す前に1つ注意事項。
それぞれの手紙の前に「 さま」と名前を書くところがあるので、そこに子供さんの名前を書き込んであげてください。
自分宛の手紙に大喜びしてくれるはずです。
(私は次男にプレゼントする前に書こうと思っていたのに、うっかり忘れていました・・・)
秋の夜長にミルクティーを飲みながら、大好きな絵本をぱらぱらめくるのは、本当に心休まる大切な時間です。
石黒先生
えほんのたねをこちらでご紹介いただいてありがとうございます!私もこのプロジェクトを始めてから、始める前よりもさらに絵本への想いが高まっています。絵本って本当に良いです。自分の子どもの頃の体験がよみがえってくるし、子どもと過ごすゆったりした時間も絵本がもたらしてくれますよね。
こちらで紹介されている絵本も、私がの子どもの頃に大好きだったものや、娘に読んであげようと買ったもの、娘のお気に入りのものなどが入っています。あと、買ってみたいなぁと思っている本も!
おさるのジョージはデンマークの図書館でも大人気で、常にボロボロです、笑。その他、Alfons Åberg という男の子が主人公の、スウェーデンの絵本もとっても人気です。ぐるんぱのようちえん、という本のデンマーク語版も図書館にありました!
by SA (2011-11-24 18:08)
なんと、ぐるんぱのようちえんがデンマーク語に訳されているのですね!
日本の絵本は素晴らしいものがたくさんありますよね。
Alfons Åberg のお話もいいですよね!
このシリーズでは"Vad sa pappa Åberg?" という本を持っています。
スウェーデン人の友人にもらいました。
下手なスウェーデン語でよく子供に読んで聞かせてました!
文章の意味はわからなくても絵(やストーリー)が面白いんでしょうね~ うちの子供も気に入ってました。
絵本は言葉や国境を越えるなあと実感です。
たくさんの日本の絵本がデンマークに集まってプロジェクトが順調に進むことを祈っています。
by Nobu (2011-11-24 22:02)