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まるで秋の風景・・・ デンマークの8月。 [海外出張]

デンマークに着きました。
コペンハーゲン1泊目の夜中に目覚めたのは・・・

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時差ボケではなく、寒さのせい。
布団をかぶっていても冷える~~~


朝、ホテルを出ると、街はまるで秋の風景。
灰色の空に覆われた街を、ジャケットを着込んだ人々が足早に歩いてる。


昨夜はまた大雨が降り、街の一部は浸水していて、通勤の足にも影響が出たよう。
今夏のデンマークは雨が多く、気温も低い。
今日の最高気温は18度だとか・・・。


35度の猛暑の日本から来ると、気温と湿度の大きなギャップに体がなかなかついていきません。


今日はシェラン島北部の乳児保育所を訪問。


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この保育所は数か月前までは、市と協定を結んでいる、民間運営の認可保育所でしたが、協定を解消して、独自の民間保育所として歩み始めました。


この体制はまだ始まったばかりなので、さまざまな面でクリアしなければならない課題があるようです。


日本の無認可保育所と違うのは、ここが、市と協定を結んだ認可保育所とほぼ同じ補助金を市から受けている点です。したがって、利用者が負担する保育料も、市と協定を結んだ認可保育所とそれほど変わりません。
入所の際は市を通さずに保育所に直接申込み、契約を結びます。


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この保育所は明確な保育方針・ビジョンを持っています。
たとえば・・・

【言葉を使ったコミュニケーションの重視】

あらゆることを言葉で表現しながら子供と接する。子供がしている行為、感じているだろう気持ち、子供が見ている周囲の風景。子供が自分がしている行為を意識し、周囲の世界で起こっていることを理解し、自分や相手の気持ちについて気づくための基礎になる。

【気持ちを認め合う関係性の構築】

子供の感じている悲しみ、怒りなどを認め、受け止めることを出発点とする。相手の思いを受け止めることも伝えていく。

【子供に対して声をあげない】

子供が悪いことや危険なことをしていても、大声で注意したり叱ったりしない。


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乳児に対してしっかり向き合い、言葉で何ごとも丁寧に説明し、コミュニケーションをはかります。
このような保育が注目されて、何度もデンマークのメディアにとりあげられています。


さて、隣接している幼児保育所も訪問しました。


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昼過ぎに訪れたのですが、12時半だというのに、給食の食材の配達が遅れていて、まだ業者から届かないの・・・と、おなかをすかせた子供を前に困り顔のスタッフ。


隣の乳児保育所の所長が、
「じゃあ、うちの冷凍庫に入っているフィッシュハンバーグを分けてあげるわ」


ということで、急きょ、分けてもらったフィッシュハンバーグを温め、パンとサラダをつけて、給食メニュー完成。


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子供たちも配膳のお手伝いをしています。

午後になると、天気が回復してきました。
気温も快適。
訪問終了後、近くの森の中を歩きました。気持ちいい。


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夕食を食べて、ほっと一息。


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赤ビーツハンバーグを注文しました。
お肉を使わないきれいな赤紫色のハンバーグ。
どんな味なんかいな?と思っていましたが、食べてみると、ほんのりとスパイシーで美味。
つけ合せの野菜もたっぷり食べられて嬉しい。


帰り道、夕焼けがとてもきれいでした。

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明日は晴れそう[晴れ]


明日から週末までは高齢者介護の調査訪問の予定がびっしりです。




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