デンマーク大使と走った！ＣＯＰ１５サイクリングツアー in 京都

５月23日に東京を皮切りにスタートしたＣＯＰ１５サイクリングツアー。
最終の京都ステージに参加して自転車で走ってきました！



これは、フランツ=ミカエル・スキョル・メルビン駐日デンマーク大使が発案されたイベントです。

今年（2009年）12月にデンマークのコペンハーゲンで開かれるCOP15（第15回気候変動枠組条約締約国会議）への関心を集めるため、大使自らが、日本を自転車で巡る旅に出るというものです。

大使はこの旅を通じ、環境、気候変動、12月にコペンハーゲンで決定される対策について、人々に関心を持ってもらいたいと考えておられます。このサイクリングツアーは、2009年5月23日東京からスタートし、安城、福島、札幌、宮崎、広島、今治、和歌山、京都を巡り、最後にコペンハーゲンで終了。

1997年の気候変動枠組条約締約国会議で採択された「京都議定書」はよく知られていますが、この議定書が採択された京都からコペンハーゲンへつなぐという意味で、日本の最終ステージは京都になっています。

さて、５月31日はお天気にも恵まれ、絶好のサイクリング日和。私は午後から、「デンマーク大使と走ろうコース」のみ参加しました。京都国際会議場から京都市役所前まで約７キロの距離。

私自身、子ども時代を過ごした実家が京都国際会議場の近くであったため、実家で自転車を借りて、スタートポイントの国際会議場までまず行きました。かなりの上り坂なので、そこに行くまでにちょっと疲れてしまったのですが、デンマーク大使と走ろうコースは、ずっと下りで、走りやすいコースでした。

大使が国際会議場に到着され、15時半すぎに、門川京都市長、山田京都府知事、谷垣衆議院議員を含めた関係者や一般参加者たちが大使と一緒に出発しました。（参加者人数は300人程度とありました。）

ちょうどよい気候で、美しい緑を眺めながら自転車で走るのは気持ちいい！

しかし、交通規制はされていないので、街中の道では、信号が赤になると、ずらーっと自転車が並びます。
また、京都市内はバスが多いので、バスが停車すると、どちら側に行けばよいのか・・・　
歩道を走ったり、車道を走ったり、ちょっと危ない部分もありました。
その点、自転車道が車道と歩道の間に設けられているデンマークは、かなり走りやすくなっています。
（それでも、バスの乗降時にはちょっと危険なことがあるのですが。）

京都市役所前に着くと、多くの人が拍手で迎えてくれました。ただ参加してゆっくり走っただけなのに、こうして迎え入れてもらうと、なんか嬉しいな～　マラソンでゴールしたような気分。

その後は、クールビズのファッションショーなどがあって、盛り上がったようです。

また、その日は市役所前でいろいろな環境に関するイベントがあり、とりわけBonnie Pinkのライブショーがあったみたいなのですが、行けなくてとても残念！

このサイクリングツアーについて京都市や京都府に協力をお願いするためにメルビン大使が今年１月に関西に来られた際、通訳で同行させていただいたため、私自身もこのイベントの行方を興味深く見守っていたのですが、成功に終わって本当によかったと思います。

大使と直接お話ししていた時に、自分で行動することの大切さ、そして、自分の行動が少しでも社会を変えていくことにつながるんだと実感することの大切さを説かれていました。自分が自転車というエコな交通手段をとることが、自分を変え、社会を変えていく。そういったことを感じてもらうために、できるだけたくさんの市民にサイクリングツアーに参加してほしいと言われていました。

頭で考えるだけでなく、アクションを起こしていくということ。人間はつい、さまざまな言い訳を口にして実行を回避してしまいがちですが、考えるより先に行動してみれば、案外簡単だった、なんてことはよくありますよね。

さて、今日は一緒に京都のサイクリングに参加した方たち数人と打ち上げです。フットワーク軽く行ってきます