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デンマーク大使館による特別授業。 [授業]

東京からはるばる来ていただきました。面白かった!と大好評でした。

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↑ 5月下旬に行われるエコサイクリングのイベント(デンマーク大使主催)のチラシ



高橋先生と2人で担当している大阪大学の共通教育科目「欧米の文化と社会を知る ~北欧事情~」
今回は、特別講師としてデンマーク大使館のBent Lindblad文化担当参事官に来ていただくことになりました。
この授業のために遠くからやってきてくださるのですから、本当に栄誉なことです。

せっかくの機会ですから、授業に登録していない人でも聴講を受け入れることにしました。全部で200人以上集まったと思います。

講演タイトルは「デンマーク概説~環境政策、男女平等、労働市場、EUを中心に~」

聴衆のなかには、デンマークについてまったく知らない人もいれば、かなり知識がある人(デンマーク語専攻の学生など)もいるわけですから、何をどう話すかが難しいと思いますが、すべてのレベルの人に楽しめる内容をうまく考えてくださいました。

講演が日本語で行われたのもありがたいことでした。Lindblad参事官は日本に30年も住んでいらっしゃるので、日本語がご堪能です。講演がデンマーク語または英語で行われるのであれば、通訳が必要になるわけで、そうすると、限られた時間のなかで話せることが半分になってしまうわけです。また、質疑応答も日本語できるわけですから、ずいぶん楽です。

話し方が堅苦しくなく、ユーモアをまじえてお話されるので、笑いが起きたり、とにかく終始なごやかでリラックスした雰囲気の中で講演が進みました。

一人のデンマーク人としてデンマークの歴史や文化を、他国との関係の中でどうとらえ、そして現代社会をどのように分析していくか。このあたりは、授業担当の日本人教員では伝えられないところです。
同時に、学生たちがいちばん知りたいと望んでいることでもあるでしょう。

講演終了後は多くの学生たちがLidblad参事官のところに集まり、質問したり、一緒に写真を撮ったりしていました。また、学生たちに書いてもらった感想文からも、学生たちがこの講演から多くのものを吸収したことがよくわかりました。

昨年末に教育実践センターによって行われた共通教育企画で、

「授業においては、話し手の多様性を確保することが、授業のマンネリ打開とともに、物事を捉える視点の多様性を伝えることにつながる」

といった話をさせていただきましたが、今後も、有意義で魅力的な授業づくりのためにさまざまな工夫を加えていきたいと思います。


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