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小学校で出張授業をしました(2) [授業]

・・・さて、出張授業の本番です。

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授業を聞いてくれたのは、高学年グループの4人(4年生1人、6年生3人)。子どもたちを前にして最初は緊張気味だった4年生のメンバー。しかし、子供たちに問いかけながら話すと、とても積極的に発言してくれて、どんどん和やかな雰囲気になってきました。

デンマークという国について解説し、その後、デンマークのクリスマスの祝い方、クリスマスのお菓子について、画像をふんだんに入れたパワーポイントを使いながらプレゼンしました。

本当は、デンマークのお菓子を一緒に作ったりなどできればよかったのですが、時間的にも難しかったので、せめて・・・と持参したデンマークの王室御用達メーカー(Soemods Bolsjer)の手作りキャンディーをみんなで味わって終わりました。

その後は、高学年クラスのほうが、取り組んできたお菓子の歴史、世界の料理などについての話を、私たちにしてくれました。

実際にマドレーヌ、アップルクランブル、チョコレートなどを自分たちで作ったそうです。やっぱり体験することが大切なので、自分で調理して、食べるというプロセスは大切ですね。材料の分量を計算して量ったり、火加減を調節したり・・・調理にはさまざまな要素が詰まっていて、一連の流れの中で多くのことを学ぶことができると思います。

(この日は低学年クラスがお泊り会ということで通常授業をしていなかったのですが、低学年クラスのお部屋に入って子どもたちと少しお話しすることもできました。低学年クラスはいま恐竜に夢中なんだそうです。部屋には恐竜がいっぱいあふれていました。恐竜について質問した私に、ある男の子が答えて熱く語り始めたのですが、横にいた子が、「そんなマニアックなこと話しても普通の人にはわからへんからやめとき」とささやいているのが聞こえ、その年齢でその冷静な発言・・と感心して笑ってしまいました。)

わくわく子ども学校では、子ども一人一人の個性を尊重する教育、そして子どもが本来持っている好奇心・探究心にもとづいて、主体的に学習できるような教育が実践されています。プロジェクトは、子どもが今やりたいと思うことをやるプロジェクト方式の学習の時間もあります。なんと子どもたち自身が学習計画を立て、実行するのです。

わくわく子ども学校の教育は、上からおしつけて子どもを受動的にするものでなく、子どもに備わっている意欲と能力を引き出し、能動的に学習できるよう支えていく実践です。大切なのは大人が子どもを信じること。このような実践は、社会で生きていく上で他人と信頼感を育んでいく基盤となっていくのではないでしょうか。

わくわく子ども学校の子どもたちと触れ合ってみると、自ら好奇心をもって取り組もうとする力、そして能動的に考えて発言する力がみなぎっているように感じました。

「出張授業」とはいえ、こちらが「教える」のではなく、「教えられ」、そして刺激を与えあった充実した一日となりました。

わくわく子ども学校については以下のサイトをご覧ください。
http://www.waku-school.com/

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