真夏の日本にやって来たデンマーク人

猛暑の日本にデンマークから３人の女性がやってきました。いつも学生のデンマーク研修でお世話になるスヴェンボー市からやって来たのは２０歳すぎの若い女性。
日本からの視察を積極的に受け入れているスヴェンボーの保育所で働いているときに日本に興味をもち、３週間来ることになったそう。
スヴェンボー市役所の視察受入担当者が、日本の知り合いに連絡をして、お世話役を依頼したというわけ。
関西に１週間、高知に１週間、東京に１週間滞在予定。

私がお世話係の関西滞在では、デンマーク語専攻の学生との交流をメインにして、京都観光、保育所訪問などを計画してみました。

昨日は、私の大学のゼミ（２コマ）に参加してもらいました。ゼミ生のデンマーク語練習を兼ねて、デンマーク語で互いに自己紹介したり、デンマークと日本について意見交換したり。

特に４年生のゼミでは、ゼミ生からのいろいろな突っ込んだ質問に答えてくれ、なかなか面白い意見交換ができたと思います。３人のうち２人は、高校卒業後、まだ高等教育に進学していなくて、将来の方向を模索中ということなのですが、「現政権の政策は・・・」とか「こういった法案について審議されているんだけど・・・」などと、政治や社会の話もよく知っていて、かつ自分の意見もはっきり主張していて、ゼミ生の刺激になったことと思います。

日本に到着してからまだ３日目ですが、日本とデンマークの違いとして、どのようなことに気がついたか、をたずねてみたところ・・・

●日本人は英語を話せる人が少ないが、それでもとても親切で、困っているときには助けてくれようとする。
●日本人は冷たいお茶を水のようによく飲む。
●日本人はグループ（集団）で行動することが多い。
●デンマークの夏は夜も明るいが、日本ではすぐ暗くなるので驚いた。
●日本の夏は暑い。デンマークでは暑くても３０度を超えることはまれ。
●日本人は礼儀正しい。
●デンマークの人気スポーツはサッカーとハンドボールだが、日本では野球がとても人気。
●日本で外食するととても安い。
●日本には山がたくさんある。デンマークには丘しかない。

と言っていました・・・。
３週間滞在した後には、別のコメントがあるかもしれませんね。またぜひ聞いてみようと思います。